初回訓練までに必要であろうものを買いそろえた。訓練校の社長に教えて貰ったものは3つ。
- ヘッドセット
- サングラス
- ログブック
1. ヘッドセット
エンジン音から耳を保護しつつ、無線での交信や隣席のパイロット(教官)との会話に使用する。大抵は訓練校の飛行機に備え付けのものがあるので無くても貸して貰えるだろうが、ハワイで体験操縦をさせてもらったときのヘッドセットがいまいちだったので最初から自前のものを持とうと思って買った。
ヘッドセットはご予算に合わせて選ぶと良いと思う。とにかく安くということであればASA HS-1Aでも良いだろうが、これなら最初は訓練校のものを貸して貰えないか聞いても良いのではないかと思ったりする。David Clarkは使っている訓練校や教官をよく見かけるメーカー。修理などサービスが良いらしい。最も高いBoseのA30はノイズキャンセリングが付いていて修理などのサービスも良く、プロのパイロットもよく使っているA20の後継モデル。
ASA HS-1A Amazonで31,332円
David Clark H10-13.4 Amazonで72,093円
Bose A30 BOSEで209,900円
めちゃくちゃ高いが、僕はBose厨なのと、課金をして無線の聞き取りやすさを買おうと思ってBose A30にした。たぶんDavid Clarkの3倍良いわけではないが、まぁ満足はしている。ちなみにA30のノイズキャンセリング機能の電源を入れていない状態でも十分聞き取りやすい。なお、ヘッドセットを航空機に接続する端子はいくつかあるのだが、訓練で使用するCessna 172などgeneral aviationと呼ばれる分野の固定翼の機体は大抵dual plugとか呼ばれているプラグが二本あるタイプの様だ。変換ケーブルなどはあるが、ヘッドセットを買うときには確認しておいたほうが良いかもしれない。
2. サングラス
紫外線から目を守るために必須。僕は目が悪いのでゴルフのときなどにはメガネにクリップオンするタイプの偏光サングラスを使っている。ただ、コクピットで計器が見えなくなったり見えづらくなるために航空機の操縦には偏光レンズはよろしくないとされている。
僕は道具を揃えるのが好きなミーハーなので、Ray-BanのAviatorを度入りで作ってもらった。Ray-Banの他にはOakleyやGucciユーザーが多いと聞く。いずれにせよ、紫外線カットをお忘れ無く。Ray-Banはアメリカ空軍がパイロットの視力を守るために依頼を受けたボシュロムが開発したものだそうだ。
3. ログブック
適当な紙のログブックを買えば良いと思うが、僕は紙が嫌いなのでForeflightというアプリを使用している。ForeflightはBoeingに買収された会社が作っている航空機のナビゲーションアプリで、チャートや気象情報、NOTAMの参照、カーナビと同じように地図の上に現在地を表示、航跡を記録してログとして残すこともできる。めちゃ便利。
とはいえ教官も言っていたのだが、Foreflightは従来の手段で飛行計画を立てて飛行できる人が使う道具ある。iPadが飛行中に使用不能になっても全く問題が無いよう、従来の手法に慣れ親しんでおく必要がある。それにwritten testでは航法定規が使えないと解けない問題が出てくるだし、スマートフォンやタブレットは持ち込みできない。
話が逸れましたが、僕はiPadのForeflightで航跡を記録してログブックにしています。Foreflightには教官のサインを貰う機能も付いていますし、紙にログ帳を印刷するためにPDFで出力する機能も付いている。
航跡を記録するにはiPadやiPhone内蔵のGPSで位置情報を取っても良いらしいが、GPSの受信状況を良くするため、またADS-Bという航空機が発する位置情報の信号を受信して他機の飛行状況を見るためのビーコンを受信するためのSentryだとかStratusといったデバイスが売られてる。僕は安くするためにRaspberry Piを使って自作をするStratuxというオープンソースプロジェクトの受信機を作って持って行ったのだが、訓練校でも当たり前に持っていたので一度も出番がない(笑)
4. Go Pro
航空管制とのやりとりなどの振り返りのために録音や録画をしている人が居るみたいなので、僕もやり方を調べてGo Proで録画をしておこうと思って用意しました。以前からGo Pro Hero 9を持っていたのでそれを使い、機体にあるヘッドセット接続用の端子から音声を分岐させるケーブルと、Go Proにマイク入力端子を追加するアダプタを買った。
僕は上記リンクのSporty’sのケーブルがiPhoneなどにも接続できるみたいなので買ったが、どうやって無線も含めて録画するのだろうと調べているときにHosa YPP-118とHosa CMS-103を使って安くあげるという手もあるみたいだということを知った。AmazonではHosa CMS-103が品切れなので長いHosa CMS-105を買うとしても計2千円くらいで分岐ケーブルを用意することができそうだ。
機内にGo Proを固定する方法についてだが、僕が実際に見たことのあるハワイやグアムの訓練校は観光フライトや操縦体験を提供していて、その顧客向けなのだろうか機内の天井にクイックリリースバックルのソケットのほうが付いていた。僕は普段あれを使っていなかったのでバックルのほうをGo Proと一緒に持ち歩いていなかったし、Go Pro購入時に付属していたものはたぶん捨ててしまっていたので、ちょっとだけ作りの良さそうなものをAmazonで買って使っている。
とはいえ、あなたの訓練のときに使わせてもらう機材にもソケットが付いているとは限らないので、最初はサクションカップだとかクランプだとか持っているものを余分に持って行ったほうが良いかもしれない。僕は教官にソケットが付いていることは確認したのだが、教官はGo Proを使わない人だったので間違いが無いように初回は余分に色々持っていったので荷物が多くなってしまった。
それからこれも機内をアクションカメラで撮る方法についてリサーチしているときに知ったのだが、Go Proには減光フィルターを付けたほうがシャッターが開いている時間が増えてプロペラの映り込みが減らせられるらしい。そこでフィルターも買って付けて使っている。YouTubeで薦められていたND8を使ってずっと撮影しているので効果の程はちょっと分からない。
それからGo Proはバッテリーを外して撮影をしている。これは今までGo Proで長時間の撮影をしていたときに知ったことなのだが、長時間撮影のときはGo Proが熱くなってシャットダウンしない様にこの様にすると良いらしい。Go Proの電源はマイクアダプタにUSB-Cの端子が付いているのでそこにモバイルバッテリーを接続して給電している。
5. ニーボード
実はiPadを膝に固定できるタイプのニーボードを3種ほど買ってみたのだが、グアムは暑く、初日にiPadを膝の上に置いたままにしていたらiPadがサーマルシャットダウンをしたためにiPadをニーボードで膝に固定するのは止めることにした。iPadではForeflightで航跡を録っているのだが、Foreflightを立ちあげたiPadはセスナのコックピット足元にあるポケットに突っ込んでいる。
そのうち長距離を飛ぶようになるとチャートなども必要になるだろうがATISなどをメモする紙は必要なので、アメリカで買ったのでレターサイズの普通のクリップボードにレターサイズのノートパッドを挟んで使っている。そこそこ大きいので膝の上で動かないし、ATCで喋る内容や今日やるmaneuverの手順といったメモなども同じ紙面に書いておけるので便利だ。
ボールペンがしょっちゅうどこかにいくので困っていたのだが、教官は訓練生時代に首から下げていたと聞いた。ちょうどBoeingの先にコードリールが付いたネックストラップを持っていたので、僕もコードリールの先にボールペンを引っかけて首から下げることにした。
iPadのサーマルシャットダウン問題についてはredditにも記事があり、そこで挙げられていたX-Nautのケースが良さそうなのでSporty’sで購入してみた。まだ届いていないので試していないが、また使用感などを記したいと思う。
0 Comments.