Category Archives: Computing - Page 9

Kindleのシリアルコンソールを奪取


フォント導入はっくをしていて、Kindleが、”Repair Needed”と表示されて正常に起動できなくなってしまった方からご連絡をいただいた。なんとなく申し訳なく思うし、技術的に興味があるので追求してみることにした。

幸い、KindleをPCにUSB接続するとマスストレージとして認識はするらしいので、ファイルは書き込めそうなのだ。で、最初、問題を修正するスクリプトを作ろうと思ったけれども、スクリプトをKindleの起動時に実行させる手段がない。

ということで、Kindleにシリアルコンソールで乗っかる方法がないだろうかと思って調べた結果、見つかった。NASだけじゃなくて、Kindleもシリアルコンソール出てて本当に助かった。

ということで、ググりまくって集めた情報を基に、シリアルコンソールでbootlogというかブートメッセージまでは見ることに成功した。
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Mac OS X (Snow Leopard)でSerial Console (シリアルコンソール)


MacでもPCでも、最近はシリアル(Serial)端子を見かけなくなってしまった。
僕も昔は仕事マシンはWindowsを使っていたのだけれども、最近はMac一辺倒だし、ネットワーク機器の設定をするにも、KindleやNASなどの組み込みLinux機器をはっくするにもシリアル端子が命なので、Macでシリアル通信をできるようにしてみた。

まずはUSBシリアルアダプター

下調べをしたところ、秋月電子通商が売っている「FT232RL USBシリアル変換モジュール」っていうモジュールが950円と安かった。モジュールなので、組み込みLinux機器に接続するためなどに使うのが吉。TTLレベルでシリアル通信をしようとすると、家電量販店などで売っているケーブルを改造するか、こういうモジュールを買うかを選択することになる。
Webサイトや説明書には、Windowsのドライバのことしか書いて無かったけれども、チップを作ってるFTDI社がMacやLinuxのドライバを配布してくれているので、安心。
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Kindle 2の分解


フォントはっくを導入して、KindleをいじっているうちにKindleが起動しなくなった方から連絡をいただいたので、なんとか復旧できないかと下調べをしてみました。
たぶんシリアルでKindleに接続して、シリアルコンソールに乗っかれば中身をいじれるはずだということで、まずはシリアル端子を探してみました。


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Kindle Software Update Version 2.3に対応したUnicode Font Hack


最新版のお知らせ(2010.2.17)

最新版は、こちらのページからダウンロードできます。
Kindle 2.3.3へのアップデートとフォントはっく

最初にお知らせ

Kindle Software Update 2.3でKindleをアップデートする際には、この記事も必ず読んでください。

お待たせいたしました。

Kindle Software Update Version 2.3を適用したKindle DXにも対応した、「日本語フォント導入はっく」を作成いたしました。といっても、nunnunさんの仕組みを参考に、またまたblog Kindleさんの成果物とかを使わせていただいただけですが。
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Kindle 2 Global Wireless (国際版)を2.3にアップデート


最新版のお知らせ(2010.2.17)

最新版は、こちらのページからダウンロードできます。
Kindle 2.3.3へのアップデートとフォントはっく

Kindleユーザの皆さんは既にご存じだと思いますが、Kindle Software Update Version 2.3がリリースされました。

この新しいファームウェアをインストールすることで、

  • PDFを変換しなくても(ネイティブで)表示できるように
  • ワイヤレス通信時のバッテリーが+85%長持ちするように
  • スクリーンローテーション機能が追加

されます。PDFのネイティブ表示は、Barnes & Nobleのnookを意識しての追加ですかね。
DXのバイナリをごにょごにょしてPDF対応できないかと妄想していたので、ありがたい話です。ビバ競争原理!

さて、先般から配布させていただいている日本語フォント導入はっくが使えるかどうかについてですが、結論から言えば、YES!です。2.3になってアップデータの仕様が変更されていたらどうしようと思っていたのですが、今回仕様変更無しの模様です。

2.3アップデートをする前にフォント導入はっくを済ませていた方

既に2.2.1に導入していただいていた方は、次のプロセスで2.3 Updateを導入できます。
再度Jailbreakする必要はありませんでした。

  1. 対応する日本語フォント導入はっくをアンインストールする。
    私の配布しているモノの場合、update_ufh_uninstall-k2i.binをKindleのルートにコピーして、Updateしてください。
  2. AmazonからKindle Software Updatesをダウンロードし、同じくKindleのルートにコピーしてUpdateしてください。
    ここで、2.3になったのを確認したほうが良いかもです。
  3. 日本語フォント導入はっくを再度導入します。
    ゴシック派の方はこちら
    明朝派の方は読みづらいですがこちら
    からダウンロードして、またまたKindleのルートにコピーしてUpdateです。

この3回アップデートで、無事にアップデートできます。
ブラウザでも、日本語の表示ができます。

まだフォント導入はっくを一度もしたことがない方

2.3にアップデートした後に、下記ページに書いてある通りの手順で導入可能なはずです。(私は未検証です。)
ゴシック派の方はこちら
明朝派の方は読みづらいですがこちら

蛇足(SEOとも言う):
今までKindle 2 Internationalとか書いていましたが、AmazonさんがGlobal Wirelessと書いているので、Global Wirelessと書いてみました。あと、日本語化とか言いますが、メニューが日本語になるわけではないので、日本語フォント導入ハックという表現が正しいんじゃないかなーと思ったりしています。