2026年6月の話である。前回グアムで飛んだのが2025年8月なので、約9か月ぶりの訓練になった。
間が空いたのは、単純に日本を離れるのが難しかったからである。仕事が忙しく、まとまった日数を作れなかった。
再開できたのは、日本を出られるようになったのと、もうひとつ、Unitedから振替のお詫びにもらった$500のクーポンが手元にあったからでもある。せっかくなので、ちょっとだけ操縦させてもらいに行くことにした。
Student Pilot Certificateが届いた
前年の8月にグアムへ行ったとき、Student Pilot Certificateを申請していた。
FAAは2025年1月から、米国外に住所がある証明書の保持者・申請者に対して、米国在住のU.S. Agent for Serviceを指定することを義務づけている。海外への郵送はコストがかかるうえ、郵便物の紛失も多いというのが理由だそうだ。訓練校がエージェントサービスをやってくれているので、そちらにお願いした。
ところが証明書が手元に届いたのは11月の初旬で、オクラホマシティのFAA Airmen Certification Branchから、日本の住所へ直接送られてきた。教官と「Agentとは…」という話になった。
2026年6月の飛行時間と訓練費用
| 日付 | Flight | Brief | Rental | Instr | Brief | Facility | Fuel | Other | Total |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026/6/13 | 1.8 | 0.3 | $324.00 | $90.00 | $15.00 | $20.00 | $54.00 | 年会費 $200.00 | $703.00 |
| 2026/6/14 | 1.4 | 0.2 | $252.00 | $70.00 | $10.00 | $20.00 | $42.00 | — | $394.00 |
2日間で3.2時間、$1,097。
前年からの変化として、燃料サーチャージが1時間$20から$30に上がっている。機体のレンタル料と教官料は据え置きだった。
グアムの訓練機は自動車用ガソリンで飛んでいるので、現地のガソリン価格がそのまま効いてくる。滞在中にレンタカーに給油したときのレシートを見ると、レギュラーが$5.829/gal。離島価格とはいえ、ずいぶん高くなったものである。
会員年会費$200も再び発生している。1年ごとの更新なので、間が空いても飛べば払うことになる。
9か月ぶりの場周
13日は場周のみ。14回回った。
ただ、その前に一度引き返している。離陸前のチェックでマグネトーを確認したところ、左だけ回転数の低下が大きすぎたのである。教官の判断でランプに戻り、別の機体に乗り換えて出直した。トラックログには8分38秒、2NMの地上滑走だけの記録が残っている。当然ながら飛行時間には数えていないし、費用も請求されなかった。
科目を進めるのではなく、まず基本に戻す。当然といえば当然だが、ブランクが空くとこうなる。
ラダーを忘れていた。去年あれだけ「踏め」と言われて、尻で感じろと言われていたのに、9か月でどこかへ行ってしまった。全体的に下手くそになっていた、というのが率直な感想である。
分割で渡航して訓練していると、こういうことが起きる。1回の渡航で10日間集中して飛んで、次まで数か月空く。その間に体が忘れる。連続して通える環境にある人が羨ましい。
意外と残っていたもの
14日はSlow flight、Power on/off stalls recovery、Steep turns、Emergency descent、それに場周を3回。前年の8月にやった科目を一通りさらった形である。
面白かったのは、すべてが等しく劣化していたわけではないということだ。
Steep turnsは、なんとなく去年より上手くできた気がした。あれだけ「右旋回は2〜3回に1回しか高度を維持できない」と言っていた科目である。Engine fire想定の緊急降下も、一発でそれなりにできた。
一方でラダーは忘れている。
43.8時間
この日で32回目のフライト、Dual receivedは43.8時間になった。
ソロに出るには学科試験に合格している必要がある。他校ではpre-solo written test、つまり教官が作る簡易な試験を条件にしているところが多いようだが、僕の通っている学校ではFAAのknowledge testの合格が条件になっている。僕はまだそこに至っていないので、ソロに出られないのは順序として当然である。
まずは去年の水準まで戻して、あわせて学科をやるところからだ。




0 Comments.