みなさんテザってますか?
僕はiPhone 5でテザってるのですが、長時間喫茶店でネットワークに繋ぐ日が続くと7G制限が気になります。
iPhoneでテザるまではイーモバイルを使っていたのですが、ポケットWi-Fiは電池の管理がウザいので、USB接続のモデムに回帰しています。
イーモバイルのUSBモデムをじゃんぱらで買ってきて、ポケットWi-Fiに入っていたSIMを刺して使っているのですが、モデムに付属のユーティリティ、あれウザいですよね。OS標準のダイヤルアップ接続でネットワークには繋げたいものです。
そんなわけで設定をするのですが、何年かに1度くらいしか設定しないのでATコマンドなぞ忘れています。
ということで、ATコマンドなどのメモを書いておきます。
まず、APNとダイヤルアップ接続する電話番号とのひもづけ。
モデムに書き込まれたAPNは次の様に確認します。
AT+CGDCONT? +CGDCONT: 1,"IP","emb.ne.jp","0.0.0.0",0,0 +CGDCONT: 2,"IP","emb.ne.jp","0.0.0.0",0,0 +CGDCONT: 3,"IP","myemobile","0.0.0.0",0,0 +CGDCONT: 4,"IP","rtc.data","0.0.0.0",0,0 OK
これは僕の手元にあったイーモバのD41HWというHuaweiのモデムに書き込まれていた値です。
emb.ne.jpがイーモバのAPNですから、ここから変更をする必要はなさそうです。
一応、望むAPNを書き込むには
AT+CGDCONT=[cid番号],"[PDP Type]","[APN]"
を使います。cid番号というのはダイヤルアップするときに使う番号です。PDP TypeはIPかPPPなのですが、大抵はIPでしょう。あとはAPN、ググれば望みのオペレーターと契約のAPNがすぐに調べられるはずです。スマホが登場してからというもの便利な世の中になりました。
設定を変更した場合
AT&W
と打ち込んでおくと、モデムを抜いたりしてモデムの電源を落としても設定を覚えていてくれるはずです。
ATコマンドでAPNとcidを確認あるいは登録をしたら、ダイヤルアップの接続です。
僕はOS Xでやりましたが、まぁWindowsでも違いはさほどありません。
ダイヤルアップの設定に”HUAWEIMobile-Modem”というモデムがあるはずですので、これの電話番号に
*99***1#
と書き込み、アカウント名・パスワード共に”em”としておくのみです。
あとは適用ボタンを押して登録、”接続”ボタンを押すのみです。大変簡単ですね。
ちなみに、#の前の1がcid番号を指定しているものです。ですので、cidが3のAPNに繋ぎたいときには、*99***3#とします。
あ、ATコマンドはどうやって打ち込むのか、ですが、まず
ls /dev/cu.
とターミナルで打ち込み、”.”のあとでタブキーを押します。
すると
cu.Bluetooth-Modem cu.Bluetooth-PDA-Sync cu.HUAWEIMobile-Modem cu.HUAWEIMobile-Pcui
といった具合に接続されているシリアルデバイスの一覧が出てきます。
この場合、cu.HUAWEIMobile-Modemがそれっぽいので、これをシリアルターミナルで開きます。
んなもんインストールしていないって人はscreenコマンドを使うと開くことができます。
screen /dev/cu.HUAWEIMobile-Modem
こんな感じですね。
ここで望むインターフェースに接続しているかを確認するには”AT”と打ち込みます。”OK”と返ってきたら、それが繋ぎたかったところです。
screenを終了する方法ですが、 C-a C-\です。つまり、Ctrlキーを押したままaを押し、Ctrlキーから指を離さずにOption(Alt)キーを押したまま¥キーを押します。
すると”Really quit and kill all your windows [y/n]”と左下に表示されますので、yを押します。これでscreenを終了できます。
あ、蛇足ですが、ZTE社の3Gモデムは、
AT+ZCDRUN=8
と打ち込んでおくと、モデムを差し込んだときにユーティリティのインストーラーのドライブをマウントしなくなります。
戻すときは
AT+ZCDRUN=9
です。