Interorbital Systems社に行ってきました。


前回の「Mojaveに行ってきました。」に続いて、MojaveにあるInterorbital Systems社(以下IOS社)に行ってきた話です。

IOS社の社長さんにはアポを取ってあり、教えて貰っていた住所をGoogle Mapで調べていくとそこは

空き地です…… ホンマかいなと本当に焦りました。

↓続き

よくよく辺りを探すとそれっぽい建物が!

建物の前にも、こんなモノがあるし間違いなさそうです。

ということで、CEOのRandaに電話をして入ってみました。
建物に入ると、巨大なカプセル?が。

聞くと、有人宇宙飛行をするためのカプセルだということなのですが、中はちょっとあまりにも出来がよろしくない代物…
僕はこれに乗っては絶対に宇宙に行きたくありません。たぶんモックなんでしょう。

写真撮影は許可を得て、良いよって言われたとこだけを撮っているので、点数少なくてすみません。
気を取り直して、進んで行くと、ありました!


ロケットです!でも、思っていたより大分ちっちゃい。。。

ロケットエンジンは、これを撮った場所の横で金属加工していましたが、撮影禁止とのこと。
でも、ちゃんとそれっぽい部品が置いてありました。
建物内は、なんていうか町工場みたいな雰囲気。昔、町の中にあったバイク屋さんとか、車の修理工場みたいな感じ。
そこまでステキじゃなかったけど、ディスカバリーチャンネルのアメリカンチョッパーって番組の工場をイメージしていただければ。

で、肝心の要件、本当に飛ぶの?って件についてヒアリングをしてきました。
要点をまとめると、

  • 今、衛星を打ち上げるロケット8本のうち1本を作っている。
  • これの打ち上げに成功すれば残りのを作って、お客さんの衛星を打ち上げられる。
  • 8本束ねた状態での打ち上げ試験は行わない。(コストのムダだから。)
  • 打ちあげは、(当初3月、最近6月と聞いていたが)9月か10月になる。
  • 打ち上げに失敗した場合、衛星自体のコストは保証しないが、再度打ち上げしなおすのに要するコストは請求しない。

ということでした。

次に衛星を見せてもらいました。
といっても、キットには基板は含まれず、基板を作るのに必要なガーバーデータ(設計図)などということです。
もちろん部品は含まれていて、部品は何点か見せてもらいましたが、彼らもキットの完成品は所有していませんでした。

なので、モックのみ見てくることができました。

で、衛星の実物が無かったので、「キットを完成させて、打ち上げて試験したことがあるのか。」と質問しました。
回答は、「無い。だが、実際に動作した、数個の衛星を設計したことがある人の設計だから動くだろう。」とのこと。

最後に衛星キットのパーツの近くにボードがあったので撮影してきました。

僕なりの結論としては、

  • 一発での成功は難しいだろう。(打ち上げも衛星キットも)
  • 成功するまでには、もう1〜2年の時間を要するのじゃないだろうか。
  • よって、1回目の打ち上げ成功を待ち、動いたという報告を待とう。

です。

他の、ロケットベンチャーも探しておこうと思いました。
堀江さんのSNSも2014年に人工衛星の打ち上げを考えているらしいので、何かご一緒できればなぁとか妄想しています。