mbedを買ってみた



最近Arduinoでマイコンな私ですが、mbedを秋月に行ったときに見つけてしまったので、衝動買いしてしまいました。だって、秋月の店員さんが「よく品切れになるんですが、丁度入荷したところなんですよ。」なんて言うんだもの。6,000円でした。

mbedは、Cortex-M3がベースのNXP LPC1768というチップを積んだ、Arduinoと同じ様なプロトタイピングツールです。

こんな感じで、SPIや、I2C、UARTに加えて、Ethernet端子もあります。そうそう、Arduinoは5V文化ですが、mbedは3.3V文化です。多くのデバイスが3.3Vなので、mbedのほうがレベルコンバートの手間も省けそうです。

で、何が面白いって、mbedの開発環境はクラウドにあるのです。
開発する際には、mbedのサイト http://mbed.org/ にアクセスしてコードを書いて、コンパイルボタンを押すと、コンパイル済みのバイナリのダウンロードが開始されます。たぶん開発ツールのインターフェースはJava Scriptで書かれているのですが、結構良くできていて、Webインターフェースかよって思っていましたが、想像よりも快適でした。画面はこんな感じです。

箱には、こんなモノが入っていました。

カードみたいなものは、プラと厚紙に印刷された、上記のピンレイアウト図です。意外と便利だったりします。Arduinoもあればいいのに。

mbedは、USBでPCに接続するとマスストレージに見えるので、作ったバイナリをぽいっとコピーするだけです。
最初にmbedを接続すると、中にhtmlファイルが入っています。そのファイルをブラウザで開くと、mbed開発サイトにユーザ登録ができるようになります。どうやら、htmlファイルにシリアル番号が埋めてあるみたいで、買ったmbedが登録されるみたいです。

登録してログインを済ませると、LEDチカチカのバイナリが落とせます。そいつをさきほど書いたようにmbedにUSBメモリにコピーするのと同様にコピーするだけで、LEDチカチカが動き始めます。

ちなみに、パッケージの写真などを見ると、リセットボタン(タクトスイッチ)が独特でちょっと格好イイなと思っていたのですが、現物は普通のタクトスイッチでした。これがちょっと残念です。

話題だったし、たまたま目の前にあったので衝動買いしただけだったのですが、意外と満足度の高いおもちゃでした。
これからは、Arduinoに加えてmbedでの開発もしていこうと思っています。