最新版のお知らせ(2010.2.17)
最新版は、こちらのページからダウンロードできます。
Kindle 2.3.3へのアップデートとフォントはっく
2010年2月1日更新
フォントはっくで、Sans SerifとSerifという2種類の書体をVLゴシックフォントにするようにしました。
本フォントはっく(の1/22版)を2回以上上書きインストールした場合に起こる問題を修正しました。
なお、この文章を見る前に本フォントはっくを導入した方は、もう一度インストールをしなおすことを推奨します。(アンインストールは不要です。)
お待たせいたしました。
1月19日に発売された、Kindle DX Wireless Reading Device (9.7″ Display, Global Wireless)に対応したUnicode Font Hack、おまけにスクリーンセーバーの入れ替えと、アンチブリック付きを作成しました。
これは何?
Kindle DX Wireless Reading Device (9.7″ Display, Global Wireless)に日本語が読めるUnicode Fontを導入して、ファイル名やブラウザなどで日本語が読めるようにするアップデーターです。また、スクリーンセーバーをお好みの画像と入れ替えることが可能になります。
これを導入できる人は、Kindle DX Wireless Reading Device (9.7″ Display, Global Wireless)、つまりKindle DXの国際版とか、International版とか、インターナショナル版と呼ばれる、日本でも3G接続できるものを持っていて、Kindle SoftwareのバージョンがKindle 2.3 (399380047)の人です。
このはっくを導入することで、フォントの入れ替えとスクリーンセーバーの入れ替えが容易に行えるようになります。また、Factory Resetなどをしてフォントが無くなっちゃっても、起動しなくなったりしない対策を、@ichinomotoさんのスクリプトを参考に入れました。fontsフォルダの中身を削除して再起動しても、無事に起動するかテストもしてあります。
導入方法
この記事をすぐに読んで、導入を検討していらっしゃる方は、届いて他のはっくを何も導入していない状態のはずです。他のはっくを導入済みの方は、アンインストールしてから、これを導入してください。フォントの設定を変えるものや、スクリーンセーバーの設定を変えるハックとは共存できません。
- まず、update_ufh_yt_install-kdxi.binをダウンロードします。
↑2010年02月01日に更新しました。 - KindleをPCやMacにUSBで接続し、コピーします。
ルートに置いてください。(ルートというのは、KindleをUSBでコンピュータに接続したときに最初に出てくる、documentsとかmusicといったフォルダが並んでいるところです。) - コピーを終えたら、正しい方法でUSBの取り外しをします。(いきなりケーブルを抜いたりしないこと。)
- KindleのHomeボタンを押し、Home画面でMenuボタンを押します。Menuから、Settingsを選択。”Settings & Device Information”の画面で、再度Menuボタンを押す。そのMenuで”Update Your Kindle”を選ぶ。
- Updateするかどうかダイアログが出るので、OKを選択する。
- Updateが始まり、再起動される。Updateに成功するはず。
- Home画面でMenuボタンを押します。Menuから、Settingsを選択。”Settings & Device Information”の画面の右下に、”Version: Kindle 2.3 (399380047) + UFH+SSDX 0.3y”と出ていれば成功です。
ブラウザで、ja.wikipedia.orgに接続してみるのもアリでしょう。
日本語で書かれたmobipocketのファイルを入れておくと確認が容易です。
フォントの入れ替えかた
このフォントはっくを導入すると、VLゴシックが入ります。
フォントは、USBでコンピュータに接続したときに見えるsystemフォルダの中にある、fontsフォルダに入っています。
日本語のフォントは、Serif_Regular.ttf、Serif_Bold.ttf、Serif_Italic.ttf、Serif_BoldItalic.ttfの4つです。
英和辞典を導入したときに、辞書ポップアップが日本語じゃないという報告をうけて、Sans SerifもSansもVLゴシックで置き換えるようにしました。
日本語のフォントは、Serif_Regular.ttf、Serif_Bold.ttf、Serif_Italic.ttf、Serif_BoldItalic.ttf、Sans_Regular.ttf、Sans_Bold.ttf、Sans_Italic.ttf、Sans_BoldItalic.ttfの8つです。
これらのフォントファイルを上書きすれば、好きなフォントをあなたのKindleで使うことができます。
ただし、Unicode対応のTrueTypeフォント以外のもので上書きしたりするとKindleが正常に起動しなくなることもありえるので、十分な注意の上、作業を行ってください。
他にMono〜というファイルもあると思いますが、これはKindleに元々入っているものです。
書体を好きに変えたい方用に、これらのフォントを上書きすれば良いようにしてあります。
ライセンスの関係で、Kindleに元々入っていたフォントを加工したものなど、有償のフォントとその派生物は、僕が皆さんに配布することができません。
皆さんがお持ちのフォントで、使用ライセンス的に問題がないものは、ご自身で導入していただけるようになっています。
また、Kindleの元々のフォントは、/system/fonts/backupの中にCaecilia_*.ttfとしてコピーをして取り出しやすくしてあります。このフォントと、お好みの日本語書体をFontForgeなどで合成すれば、アルファベットはKindleオリジナルで日本語はお好みの書体、という離れ業を行うことが可能です。僕はそうしています。
合成については、”Kindleで好みのフォントを使う方法(Mac編)“を参照してください。
スクリーンセーバーの入れ替えかた
USBでコンピュータに接続したときに見えるsystemフォルダの中、screen_saverというフォルダにgif画像が納められています。
824×1200ピクセルのJPG, PNG, GIF画像をこのフォルダの中に入れると、スクリーンセーバーとして勝手に利用されるようになるはずです。なります。
はず、というのは、僕はまだ試していないからです。入れかえをしてうまくいったら、このblogに書きます。
PNG画像ですが、フォルダに入れてからKindleをrestartしてみたところ、無事にスクリーンセーバーとして使えました。
元々フォルダに入っているものをバックアップしていただければ、使わない画像ファイルは消してしまってもかいません。また、元々フォルダに入っている画像は00〜といった具合に数字でファイル名が始まりますが、入れる画像のファイル名は数字から始める必要もありません。
なお、本はっくをアンインストールすれば、例えscreen_saverフォルダの中身を消していたとしても、Kindleの出荷時のスクリーンセーバーに戻ります。
アンインストールの方法
update_ufh_yt_uninstall-kdxi.bin
これをダウンロードして、インストールの手順と同じように、PCやMacにUSBで接続してコピーしてください。同じように、”Update Your Kindle”すると、アンインストールの後に再起動します。
USBで接続した際に、font.properties.prerestore, font.properties.restored, netfront.ini.prerestore, netfront.ini.restoredという名前のファイルが出来ていますが、これは物好きな人用のファイルですから、要らなければ消してしまってください。また、/systemの下にあるfontsフォルダやscreen_saverフォルダも要らなければ消してしまってかまいません。
よくある質問と答え
- もしこれで私のKindleが使用不可能になったら責任とってくれますか?
免責:やってみてKindleが文鎮になっても私は一切の責を負いません。気が向けばサポートするかもです。
一定のリスクはあることをするので、少なくとも説明などはちゃんと読んでから、はっくの導入をしてください。脅しましたが、99%の方は成功して幸せになっています。 - なんか、よく分からないけど変になった。
上に、気が向けばサポートと書いたのは、これは私の仕事ではないので、よく分からない話につきあう時間が惜しいからです。
私が問題を明らかにするための材料をちゃんと下さって、横柄でない方には、私も誠実に対応したいと思います。 - 手助け(サポート)はどうやって求めればいいの?
この記事の下にあるコメント欄に記入して下さい。
Twitterで私宛につぶやいていただくとチャットっぽく進めれて、サポートしやすいです。 - フォントが気に入らないんだけど
フォントはご自分で入れ替えできます。フォントの作成に自信がない方は、このフォントが使いたいと言ってくだされば、私のほうで入れ替えのフォントを用意したり、検証をしたりすることもできるかもしれません。
ただし、売り物のフォントは無理です。フリーなフォントでなければ、勝手に合成したり配布したりする上で問題があります。 - 次のKindle Softwareのアップデートのときはどうすればいいの?
本はっくを一度アンインストールしてから、アップデートをしてください。アンインストールしてないと失敗するはず。
でも、次のKindle Softwareでも、このハックが使える保証はありません。 - お疲れさん。
ありがとうございます。
Twitterでフォローしていただくのも嬉しいです。また、コメント欄に感想をいただくのも嬉しいです。
このアフィリエイトのリンクから、Amazonで何かを買っていただけると、アフィリエイト報酬が貰えて、かなり嬉しいです。(リンクからKindleの本を買っていただいても、私は報酬が貰えないみたいです。)Kindle Wireless Reading Device
Kindle DX Wireless Reading Device (9.7″ Display, Global Wireless)
PDF化の悪戦苦闘をしておりましたが 先日”Kindle解体新書”を呼んでいて PrimoPDF というフリーソフトの照会がありました(窓の杜)早速使ってみました。一太郎では全くだめですが Wordへ保存し直したファイルでは上手くいきます。暫くこれを使います。
また、一冊分の読み込みをしKindleで読書ができるか試していますが スキャナーのソフトか PrimoPDFかが 不要な余白を削除してくれ 読み込みの状態とは関係なく本らしく? 読書ができます。 自作のレポートは 12pの文字で作成しなおし表示させれば 疲れる感じはありません。 以上報告します。
ホームページを拝見し、おととい届いたkindle2の日本語化をさせていただきました。
結論から申しますと、”Your Kindle Needs Repair.”と出て動かない状態になってしまいました。
kindle2.5という検索ワードを発見し、一度font hackのアンインストールをした後、2.5のアップデートに備えてanti-bunchinを導入させていただき、そちらからファームウェア2.3.3のままrecovery.shを使用して日本語化をしました。
しかし、英辞郎のLookUpで日本語がうまく表示されず、元に戻そうとアンインストール用のupdate_anti_bunchin_uninstall-k2i.binでアンインストールを実行。
おそらくここでミスっていたのですが、後で思い出すとこのときまだ日本語が動いていました・・・(ファイルの一覧画面で)
そしてupdate_ufssh_yt_install-k2i.binでハックをした後、やはりlook upで辞書の日本語がうまく表示されなかったため(ファイル名などは日本語OK)update_ufssh_yt_uninstall-k2i.binを実行したところ・・・
現在は
1.スクロールバーがちまちま動く(終わるまで30秒くらい)
2.画面が切り替わり、スクロールバーが0から100まで一瞬で移動
3.同上
4.同上
5.同上
6.Your kindle is starting up
7.スクロールバーがちまちま動く
8.上記7割程度のところで”Your Kindle Needs Repair”と表示され停止
という状況です。
最後にアンインストールを行う直前のバージョンは
(通常のバージョン表示)+(何かもうひとつ)+ UFH0.3みたいな表示だったと思います。
バージョンは・・・覚えていません。
何か打開策は存在するのでしょうか?
一応シリアル接続以外では復旧ができないかも知れないという注意書きがあったのは読んでいました。
非常に反省しているところですが・・・私・・・シリアル接続はできません・・・
よろしくお願いします。
先ほどのコメントにちょっと追加です。
一回目のスクロールバーは真ん中(木の下にいる人の尻のあたり)まで行って終了。
最後の’Needs Repair’に行く直前のスクロールバーも同じとこで停止しています。
おそらく、anti-bunchinのアンインストール前にrecovery.shを実行してフォントを戻さなければならなかったのでしょうか。
一応、他の方の参考になれば。
> Syuさん
うーん、ちょっと私はanti-bunchinとかrecovery.shというのが良く分かりません。
色々なインストールとアンインストールで意図していない状態になっちゃったんでしょうねぇ。。。
すみませんでした。
どうやら勘違いをしていたようです。
http://www.ekesete.net/log/?p=518
にあるanti-buncinというものをインストールしていました。
失礼しました。
あと、質問なのですが、復旧用のスクリプトは動いているっぽいのでしょうか?
なんとかなりそうな気がしなくも無いのですが・・・(^-^;
とりあえずシリアル接続用の部品を集めて何とかしてみようと思います。
お騒がせして申し訳ありませんでした。
DXの最新版入手しました。Versionが2.5.5です。
ハードだけのアップかと思っていたのですが・・・
躊躇しております。
USBでコンピュータに接続したときに見えるはずのsystemフォルダが見られません。((+_+))
[…] Kindle DX (Global Wireless)対応のフォントとスクリーンセーバーはっく(yoshi’s blog, 2010.1.22) […]
大変すばらしいHackをされて、日本語化されたファイル名、テキスト・ファイル・コンテンツ、PDF等が表示可能になり、有効に使わせていただいています。
さて、Fontについて質問があるのですが、Serif_*.ttfをIPAフォントに代えようと思い、
単純に、インストールされている、Serif_*.ttfを削除し、IPA明朝体を同じファイル名(すなわちSerif_*.ttfとして)fontsディレクトリ下にコピー、Restartしましたが、字化けを発生し、うまくいきません。
表示する方法を教授願えませんか?
のぶさん
変更前までは正常に表示されていたのでしょうか。IPA明朝に変えてもうまくいくはずなんですが…
yoshi 様
有難うございました。
「うまくいくはず」というコメントに再度、自分の変更を見直しました。
なんと、全く初歩的なミスでした。
様々なFontファイル名でトライ、いじくり回しているうちに、拡張子をttfでなく、
ttcのものがあり、しかもこれが”*.regular”ファイルであったため、ファイル名すら
字化けする状態になっていました。
これを修正し、いまでは綺麗な明朝体で表示されるようになりました。
お騒がせしました。