Kindleのシリアルコンソールをきれいに引き出してみた


以前、「Kindleのシリアルコンソールを奪取」というエントリを書きましたが、Kindleから信号を取り出す際に端子を頑張って押しつけるという面倒なことをしていました。

端子のすぐ上にZIFコネクタが付いているので怪しいなとは思っていたのですが、シリアル端子が出ているZIFのピン番号の情報をインターネットで見つけることができたため、ZIFコネクタからシリアルを取り出すことにしました。

シリアルが出ているピンは、amazon kindleというロゴが読める方向でZIF端子を見て、左から
1番がGND (40番もGND)
4番がTxD
5番がRxD
となっています。

ところで、この0.5mmピッチの40pinのZIFコネクタとフラットケーブル(フィルムケーブル)は、1.8inchのHDDやSSDの接続に使われているため、比較的入手が容易です。ケーブルは、「ZIF ケーブル」などのキーワードで検索することで多数の通販を見つけることが可能です。一方、コネクタは、あまり見あたらないため、しばらく検索をした後にシリコンハウス共立さんで通販をしているのを発見しました。でも、シリコンハウス共立さんに入荷しているのも数量限定っぽいので、欲しい人は早めに購入すべしです。もう無いっぽいです。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
一度ページを再読み込みしてみてください。

私が購入したものとは異なるみたいですが、Digi-Key aitendoでもコネクタは買えそうです。

せっかくコネクタも買ったので、基板にちゃんと半田付けしたいと思い、0.5mmピッチのパターンがある基板を探しました。サンハヤトなら出ていそうだと検索したところ、「CK-4」という製品がAmazonで売られているのを見つけ、こちらはAmazonから購入しました。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
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一瞬、パターンをPCで書いて、久しぶりに基板のエッチング、または試作基板の作成を依頼しようかとまで考えたので、大助かりです。

材料がそろったところで、半田付けをして、きれいに引き出すことができるようになりました。

0.5mmピッチの半田付けなんて滅多にしないので相当の集中力を発揮し、すごく肩がこりましたが、なかなかの出来映えで満足です。

ちなみに僕は、先に基板とコネクタの足に予備はんだをしておき、位置を決めたあと、まず左右の金属部分を半田付けして場所を固定。その後に、コテの先でピンを1本づつ押さえて半田付けしました。