FRISK USBTiny MkIIは、USBTiny-MKII や USBTiny-MkII SLIMにインスパイアされた、FRISKの入れ物に入るように起こした基板です。
つまり、AVRISP-MKIIのクローンで、ATmegaだけでなく、ATtinyやXmegaへの書き込みが可能なAVRライタです。
FRISK USBTiny MkIIの特徴は次の通りです。
回路図は、他のUSBTiny MkIIと概ね同様です。
使用しているCRの一部をAT90USB162-AUのデータシートを参照して変更してあります。
GTL2003は何の石かと聞かれるのですが、レベルコンバーターです。
Part | Value | Device | Qty |
---|---|---|---|
R1,R6 | 1K | R-EU_M0805(2012) | 2 |
R2,R3 | 470 | R-EU_M0805(2012) | 2 |
R4,R5 | 22 | R-EU_M0805(2012) | 2 |
R8,R9 | 47 | R-EU_M0805(2012) | 2 |
R10 | 100K | R-EU_M0805 | 1 |
C1,C2 | 33p | C-EUC0805(2012) | 2 |
C3 | 1u | C-EUC1206(3216) | 1 |
C4 | 10u | CAPACITOR-POLPANASONIC_C | 1 |
C5,C6,C7 | 0.1u | C-EUC0805(2012) | 3 |
CON1 | USB-B-MICRO | USB-B-MICRO | 1 |
F1 | 500mA | PTCFUSE-1206 | 1 |
IC1 | AT90USB162-AU | AT90USB162-AU | 1 |
IC2 | GTL2003 | GTL2003 | 1 |
IC3 | LF33 | MCP1825S-3302ED | 1 |
LED1 | - | LEDCHIP-0603 | 1 |
LED2 | - | LEDCHIP-0603 | 1 |
XTAL | 16MHz | XTAL-4-3225 | 1 |
X2,X3,X4 | - | PINHD-2X03_2.54 | 3 |
HWB,RST | - | PINHD-1X02_2.54 | 1 |
JP1 | - | PINHD-1X03_2.54 | 1 |
C3以外のCRのパターンは2012(0805)サイズです。LEDだけ1608(0603)で、C3は3216(1206)です。
私は手持ちの1608を使って組みました。
C4の電解コンデンサは、PanasonicのEEE-1EA100ARを想定していましたが、購入を忘れたので東信工業の1CEC-FS100Mを使いました。
IC3はMCP1825S-3302EDを使いましたが、LF33などのピンコンパチのLDOで結構です。
参考のために、私が組み立てたものの写真を載せておきます。
私は鉛フリーに移行済みなので基板のハンダレベルは鉛フリーです。
注意点は1つだけです。
PDIの3番ピンと5番ピンの配線を忘れていたので、ジャンパをお願いします。
組み終えたら、FLIPでUSBTiny-MkII SLIMのページにある、mkii_slim_1.1.rarに入っているHEXファイルをAT90USB162に書き込んでやってください。
HEXファイルは、avrdude用とavrstudio用があるみたいです。私はMacで使うのでAVRISP-MKII-avrdude.hexを書き込みました。