Category Archives: Android

グーグルのMVNOサービス、Project Fiを導入してみた。


半年以上ぶりのblog更新になってしまった。やっぱり雑誌とかの原稿と違って、書いてくれと催促してくれる人が居ないと進まない…

それはさておき、これまでこのblogにポストしてきたように、僕は海外に行ってはSIMカードを買うのを割と愉しんでいる。
しかし、毎度そんなに旅程にゆとりがあるわけでもないし、プリペイドのSIMカードが有効期限切れしないようにメンテするのも大変だ。さらには、日本に居るときに、それらのSIMを利用するにはローミングをしなければいけないわけで、逆にローミングのコストが気になる。
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そんな僕にとって、素晴らしいサービスが見つかった。それがProject Fiである。
Project Fiは、月$20で電話番号付きのSIMが持てて、データ通信が1GBあたり$10で使えるサービスです。さらに、このデータ通信のうち使わなかった通信量分は、1セント単位(0.01ドル単位)で、自分のProject Fiのアカウントに返金をしてくれ、次月以降に持ち越しできるのです。1GBあたり10ドル(1,000円±20%)って、あんま素晴らしい様には思えませんよね。でも、Project Fiの素晴らしい点は、そのデータ通信は、日本でも同じなのです。
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SparkfunのUSBホストシールドでADKしてみた。


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5月10日、Google I/OでAndroid Open Accessory Development Kitが発表されましたね。
電子工作クラスタの皆は、自作の機器をスマートフォンに接続するソリューションを 手に入れて、しかもデモがArduinoベースで組まれているので、もうワクワクです。

日本の株式会社アールティというところが、 GoogleがUSBセッションで配布したボードと同等の物を31,500円で販売しているのですが、ちょっとずいぶんお高いので、買おうという気にはなれませんでした。

しかし、ADKの回路図を見ていると、MAX3421Eという、Sparkfun社のUSB Host Shieldでも使っているチップが載っています。
これは手持ちのArduinoと SparkfunのUSB Host ShieldでもADKで遊べるんじゃないかと思って試してみました。

色々試行錯誤しましたが、結果、簡単に実現する方法が判明しました。

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Xperia用の充電ケーブルを作ってみた


といっても、私はXperiaは買っていません。Twitterで知り合った方が、たまたま充電ケーブルが欲しいと仰っていたので、丁度秋月で必要な部品を買ってきたところでしたし、作ってみますということに。

まず、Xperiaをはじめとして、最近のいくつかの携帯電話などはMicro-B型のUSBコネクタを採用していまして、これで充電を行う機器のうちのいくつかは、機器側のD+とD-をショートしてやらないと充電できない仕様らしいです。というのも、昨年、世界の主要携帯電話メーカーが、今後携帯電話の充電器のコネクタをマイクロUSBにすることで合意したからなのです。で、機器側のコネクタのD+とD-を短絡(ショート)してやると充電器として認識するっていう仕様が存在するらしいです。

材料は結構安く揃いました。

秋月でMicro-BとType Aのケーブルが150円、千石電商の本店 1階で売っていたUSB Type Aのコネクタが200円です。
あわせて350円と手持ちの熱収縮チューブで作れました。

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Snow Leopardでadbとddmsを使う


しばらくAndroidをいじってなかったのだけれども、HT-03Aを手に入れたので、ちょこちょこいじった。

SDKをインストール

まずMacでAndroidをいじれるように、SDKをインストールします。android-sdk-mac_x86-1.6_r1の例です。
adbコマンドやddmsを使うことで、HT-03Aにアプリをインストールしたり、ファームを入れ替えたり、スクリーンショットを撮ることが可能になります。

インストール自体は簡単で、デベロッパサイトに接続して、Android SDKをダウンロード。都合が良い場所に解凍するだけです。
私は自分のホームディレクトリに置きました。

HT-03側の設定

はじめてHT-03AをMacにUSB接続したのだけれども、いつものようにadbコマンドをタイプしてもデバイスを検出できませんでした。
で、設定をよく見ると、USBデバッグにチェックが入っていなかった。

USBデバッグモードをONに

adbの使い方

$ cd android-sdk-mac_x86-1.6_r1/tools/
$ ./adb devices
List of devices attached
************   device

といった具合に、デバイス(HT-03)が接続されていれば成功です。

ddmsの使い方

私はSnow Leopard (Mac OS X 1.6)を使用しているのですが、ddmsがエラーを吐いて動きませんでした。
ddmsはスクリプトですので、ちょっとした修正を行います。
ddmsを適当なエディタで開き、元のos_optsとある行をコメントアウトして、以下の様に変更します。

if [ `uname` = “Darwin” ]; then
#    os_opts=”-XstartOnFirstThread”
os_opts=”-XstartOnFirstThread -d32″

また、.bashrcに以下の環境変数を追加します。

export ANDROID_SWT=~/android-sdk-mac_x86-1.6_r1/tools/lib/x86

これらの設定を行えば、ddmsが使えるようになります。

$ cd android-sdk-mac_x86-1.6_r1/tools/
$ ./ddms

とすると、ddmsが起動します。
ddmsのスクリーンショット
このようにスクリーンショットの取得も可能です。

HT-03Aのrootを奪取


あっちこっちの方がblogに書いていらっしゃいますが、HT-03Aのroot権限を手に入れる方法を調べたのでメモ

  1. setupsu.askを手に入れてインストール
    普通にHT-03AのブラウザにURLを入力してダウンロードすればインストールできるはず。
    http://cloud.github.com/downloads/nagamatu/SetupSU/setupsu.apk
    すると、busyboxのインストールに成功したというメッセージが出るはず。
  2. MacとUSB接続して、
    adb shell
    として、shellを起動する。
  3. suしてrootになる。
    /system/xbin/su
    というコマンドを入力する。プロンプトが$から#になることで確認できます。
  4. /systemをrwで再度マウントしてcd。
    mount -o remount,rw /dev/block/mtdblock3 /system
    cd /system/bin
  5. suコマンドにsymbolic linkを張っておく
    ln -s /system/xbin/su su
  6. busyboxを使えるようにsymbolic linkを張る
    ln -s /system/xbin/busybox mkswap
    ln -s /system/xbin/busybox swapon
    ln -s /system/xbin/busybox swapoff
    ln -s /system/xbin/busybox free
  7. 4でrwでmountしたのをリードオンリーに戻す
    mount -o remount,ro /dev/block/mtdblock3 /system

この手順で今後、suしてrootになることができます。