Xperia用の充電ケーブルを作ってみた


といっても、私はXperiaは買っていません。Twitterで知り合った方が、たまたま充電ケーブルが欲しいと仰っていたので、丁度秋月で必要な部品を買ってきたところでしたし、作ってみますということに。

まず、Xperiaをはじめとして、最近のいくつかの携帯電話などはMicro-B型のUSBコネクタを採用していまして、これで充電を行う機器のうちのいくつかは、機器側のD+とD-をショートしてやらないと充電できない仕様らしいです。というのも、昨年、世界の主要携帯電話メーカーが、今後携帯電話の充電器のコネクタをマイクロUSBにすることで合意したからなのです。で、機器側のコネクタのD+とD-を短絡(ショート)してやると充電器として認識するっていう仕様が存在するらしいです。

材料は結構安く揃いました。

秋月でMicro-BとType Aのケーブルが150円、千石電商の本店 1階で売っていたUSB Type Aのコネクタが200円です。
あわせて350円と手持ちの熱収縮チューブで作れました。

ほぼ写真ですが、作り方を書いておきます。

パーツを用意して、ケーブルを好きな長さで切って、皮膜を剝いてやります。
コネクタの白いパーツに番号が振ってありますが、USB Type Aは1. VBUS (4.75-5.25V)、2. D-、3. D+、4. GNDです。ケーブルの色は、赤がVBUS、黒がGNDで、たぶん、緑がD+、白がD-となっています。今回は充電ケーブルで、赤と黒だけをコネクタにはんだ付けしてやりました。
上に記したように、D+とD-を短絡しますので、緑と白は写真のように接続しておきます。Xperiaなどの機器側をショートしなければいけないので、ケーブルどうしを接続します。秋月で売っていたケーブルはどちらのコネクタも分解できない仕様だったからです。

ハンダ付けの前に、忘れずにカバーにケーブルを通しておきましょう。私は時々忘れたままハンダ付けしてしまい、ハンダ付けを取らないとカバーが付けられないという失態を演じてしまいます。
短絡した、D+とD-がコネクタの中で他の端子と接触しないように、熱収縮チューブをかけて絶縁してやります。はんだ付けが済んだらコネクタを組み立てます。黒いプラのパーツがUSBコネクタのはんだ付けする部分のカバーになるみたいだったので、取り付けました。で、仮組して、エネループと、手持ちのNexus Oneに刺して充電できることを確認しました。でも、Nexus Oneは普通のケーブルでも充電できるので、完全には確認できていません。Xperiaで確認しました。OKでした。

無事充電できたので、コネクタのカバーを取り付けました。残念ながら千石で売っていたのは、カーキ色(?)のもののみだったので、今回はこれを使用しています。本当は黒がよかったんですけどね。まぁ、コネクタにマジックで何のケーブルか書けるし良しとしましょう。