僕のメイン作業マシンはMacなので、いちいちVMWareを上げてWindowsから作業をするのはストレスだったりする。
なので、昨日作ったHIDaspxをMacから使えるように環境を整えてみました。
HIDaspxをコントロールできるソフトウェア、hidspx-1012b_osx.tar.gzは、HIDasp ドライバインストール不要のAVRライタ – びんずめ堂からダウンロードできる。
さっそく落としてきてlibusbをMacPortsで入れて、コンパイル… と思いきやコンパイルが通らない。
アーカイブの中にはコンパイル済みのバイナリも入っているのだが、PowePCバイナリで、libusbはintelバイナリのために動かない。ちょっと苦戦した末にコンパイルを通して使えたので、メモを書いておく。
MacPortsは既に入っている前提として、
$ tar xvzf hidspx-1012b_osx.tar.gz
$ cd hidspx_osx
$ port search libusb
$ sudo port install libusb-compat
$ make
としてやるだけだ。要は今MacPortsでインストールされるlibusb 1.0.6だと上手くコンパイルが通らないので、libusb-compatとなっている古いlibusbを導入してやるのだ。
コンパイルが通ってhidspxができあがるので、早速実行。
$ ./hidspx -ph -rf
とかして、とりあえずFuseの値を読んでみる。
が、メッセージが化けている。試してみたところ、SJISで吐いているみたいだ。毎回nkfをするのは面倒。そこで、同じディレクトリにfuse.txtがあったのを思い出して、中身を覗いてみたところSJISで書かれていました。ということで、ここで、
$ cp fuse.txt fuse.txt.orig
$ nkf fuse.txt.orig > fuse.txt
として、UTF-8にしてやったらメッセージもUTF-8で出るようになりました。
ここで衝撃のお知らせ。ここまで扱ってきた、hidspx-1012b_osx.tar.gzは、利用者によると遅いとのこと。
現在は、千秋ゼミのページに新しいバージョンのモノが存在します。
ここで、「hidspx(Linux版-UTF8ソースコードのみ)」をダウンロードしてきてみました。
$ tar xvzf hidspx-2010-0125.tar.gz
$ cd hidspx-2010-0125
$ cd src
$ make -f Makefile.macos
$ ./hidspx -ph -rf
とかしてやると、コンパイルできて動作が確認できました。
ちなみに、
$ sudo make install
とすると、/usr/local/binにインストールされるそうです。
僕は、MakefileのINSTALL_DIRを/opt/local/binにして、/opt/local/binにインストールしました。
hidspxと、hidspx.ini (設定ファイル)、fuse.txt の3点がインストールされる模様です。
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